ELSIラグ を生じさせない仕組みや方法論を提案
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2025年6月3日 | 市民向け講座として、第11回ELSIカフェ「ゲノム情報による「不当な差別」とは何かについて考える」をZoomにて開催いたします。 |
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これまでに開催したELSIカフェ一覧
回 | タイトル | 開催日 |
第1回ELSIカフェ | 遺伝情報のプライバシーと遺伝情報を考える会 | 2024/6/23 |
第2回ELSIカフェ | 生命保険における遺伝情報の利用と遺伝子差別について考える | 2024/7/28 |
第3回ELSIカフェ | 遺伝子検査ビジネス(DTC)と遺伝情報のプライバシーについて考える | 2024/8/20 |
第4回ELSIカフェ | ポリジェニックリスクスコア(PRS)やゲノム情報の雇用における利活用と遺伝子差別について考える | 2024/9/28 |
第5回ELSIカフェ | 生命保険における遺伝子差別禁止に係るモデル法案について考える | 2024/11/4 |
第6回ELSIカフェ | 雇用における遺伝子差別禁止に係るモデル法案について考える | 2024/12/8 |
第7回ELSIカフェ | 民間保険における遺伝子差別禁止に係るモデル法案をつくる | 2025/1/26 |
第8回ELSIカフェ | 雇用における遺伝子差別禁止に係るモデル法案をつくる | 2025/2/23 |
第9回ELSIカフェ | 分野横断的遺伝子差別禁止に係るモデル法案をつくる | 2025/3/20 |
第10回ELSIカフェ | ゲノム医療推進法に基づく基本計画について考える | 2025/5/25 |
Overview
公正なゲノム情報利活用のELSIラグを解消する法整備モデルの構築
ヒトのゲノム解析など生命医科学技術の進展によって個人の遺伝情報を容易に取得できるようになった今、諸外国では、プライバシー保護や差別的利用を規制しながらその利活用を図る、ELSIに適切に対応するためのガバナンスや法整備が進んでいます。
本プロジェクトは、保険や雇用の分野において予見される遺伝子差別を主な対象として、国内外のELSI対応のギャップとその諸要因を洗い出し、日本社会の文脈に根差したルールの検討と具体的な提言を行います。特に法制度の側面において、ルール形成やELSI議論の在り方について諸外国と日本型の比較分析を行い、マルチステークホルダー間の対話と協業のもと、ハイブリッドな法制度モデルの共創を目指します。
また、差別が生じる機序の解明や、「合理的区別」と「不当な差別」との境界を巡る公正概念について、学際的にその言説化に取り組み、これらを通じて、ゲノム情報の非医学的領域の公正な利活用促進を図るELSI対応策と、ELSI対応の遅れ (ELSIラグ) を生じさせない仕組みや方法論を提案していきます。
研究代表者
- 瀬戸山 晃一 SETOYAMA Koichi
京都府立医科大学 大学院医学研究科 教授
参画協力機関
- 京都府立医科大学 Kyoto Prefectural University of Medicine
- 早稲田大学 Waseda University
- 大阪大学 Osaka University
- 青山学院大学 Aoyama Gakuin University
- 日本医科大学 Nippon Medical School
- 愛知学院大学 Aichi Gakuin University
- 同志社大学 Doshisha University
- 立命館大学 Ritsumeikan University
- 佛教大学 Bukkyo University
Group
グループ
本プロジェクトでは以下の研究開発課題とマイルストーンを設定し、項目間やグループ間で相互に有期的に連動させ研究を推進していきます。
Activity
活動予定
2025年6月22日(日)9:30~11:30(見込み)
第11回ELSIカフェ「ゲノム情報による「不当な差別」とは何かについて考える」
Zoom開催
お申し込み:https://forms.gle/w2AkXgkcsAMKjkfh9
活動履歴
2025年5月25日(日)10:00~12:00
第10回ELSIカフェ「ゲノム医療推進法に基づく基本計画について考える」
Zoom開催
参加者:17名
講師:瀬戸山 晃一
話題提供:東新川 藤佳
ファシリテーター:瀬戸山 晃一、森本 誠一、金田 伊代、澁谷 美和
Contact
お問い合わせ
elsi-lag*koto.kpu-m.ac.jp
(*をアットマークに変えてご送付ください。)